エクセルを使うなら必須の関数
Excel2003で覚えておくと便利な関数についてまとめてみます。
IF関数
- 構文
IF(論理式,[真の場合],[偽の場合])
論理式が、真の場合、[真の場合]を返す。
逆に、論理式が、偽の場合、[偽の場合]を返す。
- 例
IF(A1="","論理式が真","論理式が偽")
""で囲った中身は、文字列として処理されます。
つまり、""はセルが空セルであることを表します。
この例だと、A1セルが空セルである場合には、この記述があるセルには、論理式が真と表示されているはずです。
- 複数条件を設置する場合の例
IF(B1="Case1",A1+A2,IF(B1="Case2",A1*A2,))
1. B1セルの値が"Case1"の時
A1セルとA2セルの和を表示する
2. B1セルの値が""の時
A1セルとA2セルの積を表示する
3. その他の時
A1セルとA2セルの商を表示する
※注意事項※
8個以上()内に条件を記述することができません。
SUM関数
- 構文
SUM(数値1,数値2,・・・)
SUM関数は、かなり単純で、()内の数値を足し合わせるという関数です。
重要なことは、()に入れる値です。
- 例1
SUM(1,2,3,4,5)
セルの値は、15となります。
が、これでは、SUM関数を使う意味が余りありません。
- 例2
SUM(A1,A2,A3,A4,A5)
セルの値は、A1〜A5の合計値となります。
このように記述すると、指定したセル(A1〜A5)の値が変動したとしても、関数の中身をいじる必要がなく便利です。
ただ、このように連続するセルをSUM関数の中に入れたい場合は、もっと便利な記述方法があります。
- 例3
SUM(A1:A5)
例2と同じ値を返すのですが、こちらのほうが指定が楽で、記述も簡単です。
SUMIF関数
- 構文
SUMIF(範囲,検索条件,[合計範囲])
SUMIF関数は、SUM関数をある条件下のものに対してのみ、適応するという関数です。
範囲には、条件、合計する値を含むセル群を指定してください。
また、範囲でしていするセル群の一番左から、検索条件に基づいて検索するので、この点は注意です。
VLOOKUP関数
- 構文
VLOOKUP(検索値,範囲,列番号,[検索の型])
検索値を範囲で指定されたセル群の左端から、探し出し、そのセルがある行の範囲内での列番号の値を返す。
- 例
VLOOKUP(A1,B1:G20,3,FALSE)
この場合、B1:B20の中から、A1の値と同じ値をもつセルを上からを検索します。
その検索されたセルがある行の範囲内での列番号の値を返すわけですので、検索された行のD列の値を返すわけです。
ちなみに、検索の型には、TRUE(1)かFALSE(0)を入れます。
これは、近似値を検索に含めるか否かを指定するためのものです。
HLOOKUP関数
- 構文
HLOOKUP(検索値,範囲,列番号,[検索の型])
この関数は、おそらくあまり使いません。
が、書き方がVLOOKUP関数とほぼ同じなので、書いておきます。
- VLOOKUP関数との違い
行と列が反対であるだけです。
つまり、Vertical(縦型)とHorizontal(横型)かの違いです。